トルコ、スペイン紀行その5(カッパドキア後編)
無事気球ツァーを終え、洞窟ホテルで優雅な朝食をとりチェックアウトして待つ私達は、迎えのバスで、本日メインのツァー「地下都市、ウフララ渓谷ツァー」の集合場所にやって来ました。![]()
今日は英語のツァー。 どの程度わかるか心配ですが、半分はハイキングなので大丈夫でしょう。
マイクロバスに乗り込んだのは総勢10数人の観光客。 大半が年配のアメリカ人。 あとはニュージーランド人の女性が一人(彼女はニューヨーカーの若者とカップルで来ていました)、カナダ系中国人の若い夫婦、韓国人の若者一人です。
陽気でいかにもアメリカンアメリカンした人たちを想像していたのですが、今回の道連れは歴史や文化遺産に興味深々のどちらかというと静かなアメリカ人でした。 陽気で素朴、ちょっと傍若無人なアメリカ人も嫌いじゃないんですけどね。![]()
拙い英語力で理解したところによると、先生やエンジニアという職業の人が多かったようです。
カナダ系中国人のカップルは、もっと物静かな二人で、ランチのとき隣り合わせたのですが、人柄の良い、話すと気さくなカップルでした。
仕事の休暇を利用して一人旅をしていた韓国人の若者は、誰彼となく話しかけて英語のコミュニケーションに努めていました。 こういうところがシャイな日本人と違いますよね。![]()
そして、な、なんと! 今日のガイド君はYのスペイン語学校の友人だったのです! 毎日の強行軍で疲れ気味だったY、ひそかにうしろの座席で居眠りしようとしていたのですが、彼に拉致られて助手席へ。 その後ずーっとガイド君の横でスペイン語のお勉強に励みました。 アメリカ人観光客氏の中にもスペイン語に堪能な紳士がいたので、Yのスペイン語勉強はさらに豊かに。 アハハ!![]()
とても人柄のいいメンバーに囲まれて、その日一日わきあいあいと楽しく過ごしました。
カッパドキアは、標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部に、100km²近くにわたって岩石地帯が広がる台地で、奇岩がそびえる不思議な風景は、柔らかい地層と硬い地層が重なり合い侵食されて生み出されたそうです。
3世紀半ば、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住み、彼らは柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作りました。 キリスト教徒たちはこの地でペルシャやイスラム勢力に包囲され、絶えず脅威にさらされていました。 そのため彼らは、敵から一時的に身を隠す場所を地下に求めたのです。 1965年に発見された地下都市は、地下8階、深さ65メートルに及ぶ巨大なもの。 地下1階のワイン製造所、地下2階の食堂、居間、寝室、収容人数に合わせて自由に掘り進められました。 地下5階をつなぐ通路には、外敵が襲ってきた時通路をふさぐため、1トンもの大きな石を転がして通路を閉じる仕掛けもありました。 そして、最下層の空間は十字架の形に掘られた教会になっています。 カッパドキアのキリスト教徒たちは、地下都市の一番底に、神への祈りの場を設けたのだそうです。(NHK世界遺産ライブラリ参照)
まずはその地下都市から見学です。 人一人通るのがやっとの通路を嫌になるほど下って行きます。
途中、すれ違うときは少し広がって棚が出来ているところに身を潜めます。 ほら、足先が見えるでしょう?

中は案外天井の高い空間ですが、迷路になっています。
思わず天井を見上げるK。 ・・・瞬間に撮った画像は、なんか踊っているみたいですね。

井戸です。
果てしない下りは、その後の果てしない上りを意味しています。 その後再び日の目を見るまで、私達はこれでもかと歩き続けたのです。 まだ、このあとにウフララ渓谷ハイキングが残っているのに大丈夫かしら?
そしてとうとう、近くにスターウォーズの撮影に使われた教会もあるというウフララ渓谷にやって来ました。
切り立った崖を両側に、小さな川が流れています。 カッパドキア奇岩群の乾いた風景を見慣れた目には、豊かな緑がとてもすがすがしく映ります。
さあ、3kmほどのハイキングが始まりです。
まずは川岸までひたすら階段を降ります。 降りたらまたその分昇らなきゃ・・・ またまたそれが頭をよぎります。
でも、そんなことを忘れるぐらい気持ちの良いハイキングでした。
この川岸の散策です。

崖の中をくりぬいて住居、教会、修道院などが作られ、かつて大勢のキリスト教徒が移り住んだそうです。
住居には小さい穴が開いていますが、鳩用の巣だそうです。 糞は肥料に使われていたとか。

道も比較的平坦です。
こんな開けたところも。
木も生い茂っています。
そして、ロバも・・・
荷物を積んだ子。
途中の休憩所にはアヒルも。
幼いころ、あひるに追いかけられた経験のあるKは不安そう。
Yのうしろに隠れています。
そして逃げるように先へ歩いて行ってしまいました。
でも、声をかけるとおどけてポーズをとっています。
ようやく着いた川沿いのレストランで昼食。
スープと
チキンのケバブ
鱒のグリル
どれも実に美味しかった!
食後、オニキスの工場を見学し、ツァーのメンバーはバスの発着所、ホテルとそれぞれ名残惜しげに別れていきました。
我々は町のホテルで、空港に送ってくれる車を待つことになりました。
通りを眺めているとお花で飾った車が。
近づいて写真を撮らせてもらうと、結婚式の準備だそうです。
どうやって飾るのかしら?
車を待つ間、Yはスペイン語学校のときのもう一人の友達に誘われて出かけて行きました。
夕闇のせまる頃、我々は一路空港へ。 今夜のうちにイスタンブールへ飛びます。
明日は一日だけですが、イスタンブールを観光して翌日スペインに戻ります。
トルコの旅も終わりに近づいてきました。![]()
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おはようございます。
記事を読んでるだけで行ってる気分になりました。
食事もおいしそう。
ロバにアヒル♪
のんびりとした雰囲気がいいですね。
子どもの頃から歴史大好きの私にはたまりません。
新婚旅行で興味のない旦那をひっぱ;つてヨーロッパのお城を巡った思い出まで浮かんできました。
後数年は無理だろうな。
私の住んでるところは神話街道と言うのがあるんですが、アマテラスの大神はこもった洞穴なんてのも残ってるんですよ。
海幸彦山幸彦のまつられてる神社なんてのもあります。
近場でしばらくは我慢。
投稿: ひー | 2012年1月17日 (火) 09時37分
ひー様
わーい、コメントありがとうございました。
トルコ旅行をした人たちから評伴は聞いてましたが、ほとんど歴史的遺産の知識なく訪れたかの地。
その歴史の厚みにノックアウトされました。
ブログ掲載のため、ネットで史実のお勉強をちょっとだけするのですが、
紀元前10世紀以上もさかのぼって書かれた説明文を読んでも意味がさっぱり!
何人何文化とたくさん出て来ても、それらがどこをどう伝ってきたのか泥縄勉強では到底無理!
当たらず触らずになってしまいます。
でも、ホント行ってみてよかった!
神話街道?
面白そうだし神秘的ですね。
歴史にゆかりのあるところに行くと、昔の人はどう生活し、どんなことを考えていたのか、と想像が広がりますよね。
またこんな情報があったら教えてください。
投稿: ひつじ | 2012年1月18日 (水) 09時18分